お寺の畳 紋縁(もんべり)を付けた畳台座(拝座) 小中紋 白

畳替え施工例

お寺で使用される畳台座(拝座)の施工・納品をしました。
藁床に国産畳表を使用、紋縁を付けて1畳物の台座を2枚 製作しました。

既存の畳台座は長い時間使用され、畳床が劣化していました。そこで、新しい畳台座の新調を決められたそうです。

当初は二畳台(畳を2枚重ねて作る台座)のご予定でしたが、施工費用がかなり高額になってしまうため、既存のものと同じような1枚物の畳となりました。

本来、神社・仏閣に使用する二畳台や拝敷は、厳格な施工方法(格式定法)で作ります。

しかし費用が高額になってしまうため、外観の雰囲気を壊さないようできる限り簡略化した方法で施工しました。(従来と同じ様に、畳の表面や側面には縫着糸が出ないように縫ってあります。)

既存の畳台座は、表面3紋・側面1紋と半紋です。
ご住職のご希望は同じ様に製作してほしいとの事でしたが、2枚重ねて使用する場合を考慮し「紋のサイズ」を変更して、表面3紋・側面2紋をご提案しました。

既存と同じような1畳サイズの台座で、表面に3紋並ぶ仕様は珍しいです。

畳の厚さを2寸(6㎝)にして、小中紋サイズ(1寸:3㎝)の紋べりを使用しました。

これにより、側面に紋が2つ収まり、重ねて使用してもきれいに仕上がりました (^^)

今回使用した、紋縁です。
高麗縁 小中紋 白 の24紋織りを切断して使います。

この度は、誠にありがとうございました (^^)
後日、「二畳台の張替」をご紹介したいと思います。

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