琉球畳は正方形のものが多いですが、長いものも作れますか？
はい。一般的な畳と同じ、長方形の１畳サイズの琉球畳も作れます。
おしゃれな印象で、新築住宅やリフォームで人気の琉球畳。
半畳の正方形で作るのが一般的ですが、通常の１畳サイズ・長方形で施工することもできます。
半畳と比べ、落ち着いた印象になりますので、当店でも少しずつですが選ばれるお客様が増えています。
今回は１畳サイズの琉球畳について、当店の施工例とともにご紹介いたしますので、新築やリフォームで畳替えをご検討の方のご参考になればと思います (^^)
長方形 １畳サイズの琉球畳の特徴
畳縁がないので、広くすっきり見えます
当店で１畳サイズの琉球畳へ畳替えされたお客様のビフォー・アフターです (^^)
畳縁がないことで、床が１面に見えスッキリとした印象になりました。
何か広げて作業をする場合にも、段差が少なくなりますの作業がしやすくなると思います。
当店のお客様で、書道がご趣味で大きい紙を使用したりするため１畳サイズの琉球畳をご希望頂いたお客様もいらっしゃいます。
お客様によっては、畳縁がある方が引き締まって好みという方もいます。
より快適に過ごせる雰囲気やお好みで選んでみてはいかがでしょうか。
落ち着いた印象で和の風情
同じ畳表を１畳サイズと半畳サイズで納めた比較です。
半畳の琉球畳は、交互に向きを変える「市松敷き」で施工します。
モダンな印象になりリビングや洋間に合わせやすいので、新築住宅などで人気です。
一方で、長方形の琉球畳は、基本的には通常の縁付き畳と同じ敷き方となります。
落ち着いた印象ですので、伝統的な和室（床の間があるなど）の場合こちらのほうがお好みのお客様もいらっしゃいます。
リビングの畳コーナーも半畳の琉球畳と比べ、シンプルでスッキリとした印象になりますね (^^)
費用が少し抑えられる
琉球畳は施工に手間がかかるので、縁付きと比べ割高です。
そのうえ、半畳の琉球畳の場合６畳ですと１２枚必要になりますので高額になります。
１畳サイズは、１枚あたりの金額は半畳より高くなりますが、枚数が半分になるので費用総額は安く抑えられます。
かつての日本家屋では一般的な畳でした。
かつて、畳縁が高価な時代がありました。
当時の一般的な家屋の畳は、通常のイ草とは違う、七島藺（または琉球畳表）という畳表を使用した縁無しの畳を使っていました。
現在、縁のない畳を琉球畳と呼ぶのは、この当時の名残りです。
七島藺は、世界農業遺産の里「大分県国東市」で唯一生産されています。生産に手間がかかり機械化できなかったことから、今では５～６軒の農家で作られるだけとなっているそうです。
通常のイ草とは違い、太く断面が三角形になっており茎を半分に裂いて使用します。耐久性があり湿気に強く速乾性にも優れております。
現在、七島藺の琉球畳表はとても高価な畳表です。
肌触りはなめらかですが、しっかりとした硬さがあるため粗く素朴な風合いが心地よさを生み出しています。
詳細はくにさき七島藺振興会様のホームページをご覧ください。
当店の施工例
当店の店の過去の施工例をご紹介します。
新築住宅の施工やリフォーム、畳替えをご検討の方は、実際の雰囲気、半畳との違いなどをご参考ください (^^)
おわりに
長方形の１畳サイズの琉球畳は、
- 縁付きと比べ、スッキリと広く見える
- 落ち着いた印象で和の雰囲気に合わせやすい
- 半畳と比べ、少しだけ費用が抑えられる。
ということで、お好みのお客様がいらっしゃいます。
長年日本家屋で使用されたスタイルですので和室に合わせやすいですし、リビングの一角の畳コーナーにもよく合います。
畳には色々な種類や素材があります。縁付き畳と縁無しの琉球畳、畳表の素材も天然のものや、樹脂、和紙など様々です。
畳屋さんにご希望を伝え、また、どんな風に使いたいかをお話していただけると色々なご提案ができます。その中で費用もご相談しつつ選んでいただけますと宜しいかと思います (^o^)／
当店ブログで琉球畳の施工例を多数ご紹介しています。
ご参考にしていただけたらと思います。
当店の琉球畳の施工例です。
畳表のカラーや敷き込んだ雰囲気などをご参考ください。
