一畳サイズの琉球畳
熊本産の目積表を使用しました琉球畳です。
3畳の畳スペースに1畳サイズの畳を納めました。
琉球畳は半畳で納めることが多いですが、徐々に1畳サイズをお選びになるお客様が増えています。
印象として半畳サイズより和風の雰囲気が増します。
かつて畳縁が高価な時代、1畳の琉球畳が良く使われていました。
昔は1畳の琉球畳ばかりでしたが、デザイン性を取り入れた半畳が主流となってきました。
天然素材「い草」の特徴
最近では、和紙や樹脂の素材を使うことが多いですが、天然いぐさの質感や香りも良いです。
天然い草の特徴として
- 湿度調節機能(湿気を吸う、放出する)
- 空気清浄機能(シックハウス等の原因物質を吸着)
- 香り(自然のアロマテラピー)
- 抗菌効果(臭いをおさえる)
- 防音吸音(音が響きにくい)
- 弾力性(転んでもケガをしにくい)
- 温度調節(夏は涼しく冬はあったか)
という機能があります。
写真の畳の端の色が薄く見えますが、これは天然い草の特徴です。
畳の両端は、い草の穂先と根元の部分になっています。
そのため、中央部分より両端は葉緑素が少なく色味が薄くなります。
おわりに
琉球畳のイメージは、半畳サイズだと思いますが1畳サイズで製作することもできます。
1畳サイズのメリットとして、
- 和の雰囲気に合わせやすい
- 枚数が少なくなるので費用が抑えられる(一枚の単価は割高になります)
- 畳縁がないことで部屋が広く見える
また、琉球畳には和紙表や樹脂表使うことが多いですが、天然い草の風合いも良い物です。
天然い草の香りや手触り、色の変化を楽しんでいただけたらと思います (^^)