すべて半畳の縁付き畳で納められている部屋の張り替えをさせていただきました。
薄畳(厚さ15㎜)で、経過年数により畳床が弱くなり段差が出ており補修し、畳が反らないように畳表を引っ張り施工しました。
4畳半で9枚の畳を、交互に向きを並べる『市松敷き』で敷き込みました。
畳の目の向きが変わり、光の反射の違いで色が違うように見える効果があります。
現在では、縁付きの半畳のみの和室は少なくなりましたが、以前は大手ハウスメーカー様の施工でよく見られた仕様です。
既存の畳表は樹脂製で畳表の色が変化しないため、シミになった部分が目立ってしまっておりました。
ビフォー 樹脂製の畳表
アフター 天然い草の畳表
畳表は天然い草の糸引き表を使用しました。
畳縁は、『紗綾型(さやがた)』という地模様の「白馬№8」です。
畳表に近い色調で主張しすぎず、様々な様式の和室に合わせやすい畳縁です。
誠にありがとうございました。
畳縁あり半畳の張替え 施工例