行田市のお寺様・本堂の畳替え | 高麗縁 紋縁(中紋 白)

畳替え施工例

行田市にありますお寺様よりご依頼をいただき、本堂の畳替え(張替え・新規入替)工事を
させていただきました。

これまでお使いになられていた畳は、内陣・外陣・脇間のすべてに紋縁(もんべり)が
付けられており、お寺ならではの格式ある造りとなっていました。

今回も「これまでと同じように、すべて紋縁で仕上げてほしい」とのご要望をいただき、
従来の雰囲気を大切にしながら施工させていただきました。

特殊丈長サイズの畳

お寺の畳は、標準サイズより大きい畳(本間サイズ)が使われていることが多くあります。

このお寺の内陣部分には、本間サイズよりもさらに長い、特別な寸法の藁床(わらどこ)が
使用されていました (^-^)
また、外陣部分には、一般的な畳よりも幅の狭い畳が敷かれていました。

かわた
かわた

わら床は、もともと重量がありますが、
さらに長尺になると運搬も一苦労です。

畳を担ぐ際には、長さがある分バランスを崩さないよう細心の注意が必要になります。

重さに加えて気も使うため、実際の重量以上に重く感じる畳でした (^^;)

また、こうした特注寸法の長尺の畳や、幅の狭い畳は、通常の機械では縫うことができないため、
職人による手縫いで仕上げます。

手縫い作業

手縫いの際には、まず「手当て」を手に取り付け、畳針を使って縫っていきます。
手当てで針を押しながら、畳針をしっかりと刺し、一針一針丁寧に縫い上げていきます。

かわた
かわた

この手当ては、三角形の金具に畳縁を巻き付け、
職人自身が作る道具です (^^)

そして、紋縁の施工で特に気を使うのが、隣り合う畳との「紋を合わせる」作業です。

紋合わせ作業

紋縁は、畳を敷いたときに隣同士の紋の柄の位置がきれいに揃うように製作します。

「紋縁の柄を最初と最後で合わせれば、自然ときれいに合うのでは?」と思われるかもしれません。
ところが、実際にはそう簡単にはいきません。

例えば、最初の段階でわずか 1㎜ のズレがあったとしても、10個目の紋では約10㎜、
つまり 1㎝ものズレになってしまうことがあります。

さらに、畳は一枚一枚長さが違います。また、畳を引き取る際に確認したスキマにはゴザを足して補修するため、補修後は一枚一枚長さも変わってきます。

そのため、畳縁をただ同じように縫い付けるだけでは、敷き込んだときに紋がきれいに揃いません。

そこで職人が紋柄の位置を確認しながら、必要に応じて少し引っ張ったり、反対に少し弛めたり
しながら、紋の柄が崩れないよう微調整していきます。

一見するとわずかな違いに思えるかもしれませんが、何枚もの畳を並べたときには、その違いが
大きく見えてきます。

この作業には手間も時間もかかりますが、すべての畳を敷き終え、紋縁の柄がきれいに揃った
ところを見ると、職人としてうれしく感じる瞬間です。

畳縁は織物ですので、同じ商品でもロットによって柄の大きさや 紋と紋の間隔に多少の違いが
出てきます。

法事のご予定にあわせて施工日程を調整

今回は、法事などで本堂を使用する予定が週末だけでなく平日にも入っていたため、
畳をお預かりできる日程が限られていました。

そのため、事前に施工の順番や日程を調整し、ご住職様にも本堂の使用予定などについて
ご協力いただきながら、作業を進めました。
限られた期間ではありましたが、職人一同しっかりと段取りを組み、予定どおり納品する
ことができました。

歴史あるお寺の本堂に納まる畳だからこそ、見た目だけではなく、柱の部分や紋の位置、
畳縁の仕上がりまで細かなところに気を配って施工しています。

河田製畳は100年以上にわたり地域の皆様の畳替えに携わってまいりました。
早くから機械化にも取り組み、機械では対応できない部分は職人の手仕事で丁寧に仕上げています。

これからも、機械と手仕事、それぞれの良さを大切にしながら、「お客様の笑顔」を第一に仕事に取り組んでまいります。

この度は誠にありがとうございました (^^)


たたみの河田 株式会社河田製畳
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